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今回は、高等工科学校の部活動(クラブ活動)について紹介していきます!
部活は大きく分けて3種類
高等工科学校には数多くの部活動があり、それらは3つの種類に分けられています。
部活動の数も37個もあるため、今回はこの分類ごとに紹介します。
特定クラブ
特定クラブは全部で4個の部活があり、ドリル部、吹奏楽部、和太鼓部、サイバー・コンピュータ部です。(僕が在学中はロボット研究部も特定クラブでしたが、現在の公式パンフレット上で文化クラブに格下げされていたので、ここには入れていません)
これらは、学校の記念行事をはじめ、近隣の駐屯地や地域行事などの催しに参加し、学校の広告塔のような存在の部活です。
特に、ドリル部は一糸乱れぬ集団行動で、銃を振り回しながら華麗な演武を行う、日本の高校では唯一の部活動です。
(防衛大学校にもドリル部があります)
これら特定クラブの演武や演奏は、高等工科学校の開校祭では一気に見ることができるので、興味がある方はぜひ見て下さい!
体育クラブ
体育クラブは、全部で19個の部活があり、サッカーや軟式野球等の屋外スポーツから、バスケや柔道などの屋内スポーツまで多種多様にあります。
普通の高校にもあるような部活がほとんどですが、銃剣道部などはさすが自衛隊といったところでしょうか?(笑)
ちなみに、普通の高校でも銃剣道を行っている学校はあるらしいです。
ここで気になるのは、部活の大会などに関してですが、普通の高校生同様に参加可能です。ただし、高等工科学校としてではなく、提携している県立横浜修悠館高校の名前でエントリーします。
また、一部の部活では通称「全自」と呼ばれる、全国自衛隊体育大会というものに参加したりします。これは、全国の陸海空自衛隊のスポーツ大会で、銃剣道やサッカーなど様々な種目で開催されています。
全自に関しては、部隊へ配属後もチームが近隣にあればそこから参加することができます。
文化クラブ
文化クラブは全部で12個の部活があり、書道部や美術部などの一般的な物から防衛研究部や吟詠剣詩舞部などの特徴的なものまで多種多様にあります!
特に自衛隊っぽいといえば、防衛研究部でしょう。
近代の軍事史などについて研究したりしている、軍事のスペシャリストが集まった部活だと僕は認識しています(笑)
開校祭の時には、ノルマンディー上陸作戦などのジオラマや装備品の情報などが展示されていて、自衛隊や軍事ヲタクにはたまらない部活だと思います(笑)
なお、文化クラブへの入部は、1年生は強制、2年生と3年生は任意となり、部活が活動するのも基本的には毎週月曜のみと、活動時間は非常に限られています。
さらに、特定クラブに所属する生徒は文化クラブには入部できないので、どうしても入りたい文化クラブがある場合は、よく考えてください。
※現在はどのような部活動の運用になっているか不明なので、入校を考えている方は地方協力本部などへ確認をするとよいです!
部活選びは慎重に
高等工科学校において、部活の存在はかなり大きなもので、大会などで好成績を出すと表彰され、生徒の評価(成績)にも影響を与えます。
しかし、その部活選びは学校生活の進め方そのものにも大きな影響を与える要素となるので、慎重に決めましょう。
貯金と時間
部活といえば、部費がありますよね。
高等工科学校の部活も、学校から多少は予算が出ているとは言え、設備の修繕費や維持費ぐらいです。遠征や合宿費などは基本的に自腹となります。
そこで部費を各部活は生徒から集金するのですが、学校の規則で部費は最大1.5万円/月と決まっており、大概の部活が満額徴収します。
(過去には部活職員による不正会計や横領があるほど、結構な額が集まります)
なので、部費が最大年間で18万円はかかることになります(笑)
ですから、貯金をたくさんしたいという方は、入校当初の部活動紹介や先輩等に聞いて部費の情報を押さえた方がいいです。
ちなみに、特定クラブは部費が安い傾向にあります。
また、部活によっては土日フルで練習させられたり、平日も18時過ぎまで活動したりと、とにかく自分の時間を奪われる部活もあります。
もちろん、本人が楽しくてやっているのであればいいのですが、適当に入部してただただ時間が失われるような状況だけは避けたいものです。
勉強などに自信がなく、時間をかけて勉強したいという人も休みが多そうな部活を選択した方がおすすめです!
休暇も部活の合宿が少ない方が長く楽しめますからね(笑)
転部は至難の業
普通の高校であれば、理由はともかく「退部」という手段があると思いますが、高等工科学校の場合は、特定クラブ又は体育クラブへ所属することが強制で、退部という選択肢,ましてや帰宅部なんぞは存在しません!(笑)
でも、どうしても人には合う合わないというものがあるので、転部という制度はあります。
ただし、区隊長や班長などの区隊職員のお許しを得たうえで、部活の顧問の元へ書類を提出しに行かなければなりません。
顧問に関しては大体何とかなりますが、区隊職員が問題です。
何度も考え直せとか、根性無いのかなどと説得させられます。
生徒のことを想ってのこととは思いますが、そうやすやすとは許可を出してはくれませんので、それなりの理由を考えないといけません。
そして何より、職員の事務的な仕事を増やしてしまうことにもなるので、出来れば最初から転部するような状況にならないのが好ましいですね。
(転部先の用具なんかも買い揃えたりと出費もかさみますし…)
おわりに
最後までお読みくださりありがとうございます。
今回は高等工科学校の部活動について紹介しましたが、どうだったでしょうか?
個々の部活に関してはあまり触れませんでしたが、部活に関しては普通の高校生といった感じで、練習試合なんかで他校なんかに行くと、気分も普通の高校生になることができます(笑)
楽しい学校生活を送るためにも、自分がやりたいこと、自分が続けていけるのかをよく考えて部活は選びましょう。
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